学校日記

最初で最後のGKS

公開日
2020/10/15
更新日
2020/10/15

学校長より

コロナ禍の中で、通常の学校祭の開催が危ぶまれたのが5月のことでした。
学校行事は教育課程上、「特別活動」という領域になり、集団や社会の形成者としての見
方・考え方を働かせ、様々な集団活動に自主的、実践的に取り組み、互いのよさや可能性を発揮しながら集団や自己の生活上の課題を解決することを目標にしています。これからの時代に求められる多様な他者と協働すること、解決するために話し合ったり、意思決定したりすることができる人にならなければいけません。

そして、この文化的行事は、生徒会執行部の締めくくりの大事な取組でもあります。この行事の成功に向けて、美中生全員が心を一つに出来たと思います。
8月の全校集会でお話した「take part(テイクパート)」〜「責任をもって自分の役割を果たす」ことを、立派に達成してくれた頼もしい子供たちです。
「社会参画」はよりよい学級・学校生活づくりなど、集団や社会に参画し様々な問題を主体的に解決しようとするという視点です。学校は一つの小さな社会であると同時に、様々な集団から構成されています。それがまとまった時、チームとしての力となります。

「チーム」を意識するのは、けっして行事や部活動だけではありません。
勉強することは、個人プレーでしょうか? 家で机に向かう時やテストを受ける時は個人の行為ですが、みんなで学習に向かう雰囲気づくりは学級というチームが基盤になります。

授業中、間違った発言を中傷することをしない雰囲気の教室、教え合いのある教室、様々な考えに耳を傾けてくれる人がいる教室。逆に、勉強しないことがかっこいいと思う風潮や、「どうせやっても・・・」と面倒がったり、頑張っている人の気持ちをそぐようなマイナス発言が充満してくる学級には、学力向上は望めません。

みんなで「勉強するのが当たり前」というような雰囲気が漂う学校でありたいと思います。「夢の実現」は、みんなの共通の目標です。