TAKE PART
- 公開日
- 2020/09/03
- 更新日
- 2020/09/03
学校長より
短い夏休みを終えました。休み明けの朝、PTAの役員さんと街頭指導をし、登校する子供たちとおはようの「挨拶」を交わしました。マスクをしていても、笑顔が伝わります。
全校集会の前段では、8月の忘れてはならない「航空安全の日」や「終戦記念日」にふれ、現在コロナ禍の不安はあるにせよ、当時のような「死の恐怖」を感じることなく生活できていることに感謝し、今を大切にしていこうと伝えました。また、今夏は東京オリンピック(札幌でもマラソン競技)が予定されていたことと関連して、「参加することに意義がある」という言葉を紹介しました。
日本語の感覚で解釈すると「参加する」というのは、「出れば良い」「そこに行ければ良い」という印象の言葉に受け取られがちですが、「参加する」を英語では「take part(テイクパート)」と言います。これはただ単に参加するということではなく、「責任をもって自分の役割を果たす」という意味になります。
スポーツや部活の場面だけではなくて、これから行うGKSの取組にも繋がると私は思います。ダンスのチームとして、共同制作や生徒会というチームにおいて、また合唱を創るクラスのチームにおいて、自分の役割は何なのかを考えて参加してほしいと思います。
そして、それぞれの成果が、美唄中という大きなチームの力につながります。
今日から始まる8月から12月までの長い学校生活は、3つの季節を廻ります。猛暑の夏から、ストンと秋が訪れ、そして冬。この四か月は、どの学年にとっても、多くのことを獲得していくための大事な四か月です。寒さが近づく頃は、3年生は受検生の顔になり、1、2年生は学校をひっぱっていく自覚を少しずつ持つことになります。
(旅行的行事もありますが、テストの取組も忘れてはいけません)
今日頑張ったからと言って、明日すぐに、結果は出ません。
努力の成果というものは、階段を登るように一段一段とは出てこないものです。でもあきらめないことです。「未来は、現在と同じ材料で出来ています」から。