学校日記

空前絶後で超絶怒涛の令和5年スタート = 校長 小山田 学 =

公開日
2023/02/02
更新日
2023/02/02

学校だより2022

 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。今年はうさぎ年です。うさぎは、跳躍力に長けていることから飛躍や向上の象徴とされていますので、今年は新型コロナ感染症の終息や景気の向上など、社会生活があらゆる面で上向きとなることを期待したいですね。
 ところで、うさぎは元気で活発なイメージの一方で、人懐っこく温厚なことから人気があり、うさぎをモチーフとした有名なキャラクターが数多く存在します。例えば、世界的にはピーターラビット、バックスバニー、不思議の国のアリスの白ウサギなどが有名です。日本では、シルバニアファミリー、マイメロディとクロミ(いずれもサンリオ)、ウサビッチ、などがあります。しかし、中でもダントツの知名度と人気を誇るのが、ミッフィーではないでしょうか。
 ミッフィーの作者は、オランダ人のディック・ブルーナさん。2017年に、惜しまれながら89歳でこの世を去ったブルーナさんは、本人もうさぎ年の生まれだったそうです。彼はインタビュー集の冒頭でそのことに触れ「ぼくは、オランダ中部の都市ユトレヒトで1927年に生まれました。この年は東洋の干支でいうと『うさぎ年』なのだそうです。とても奇遇な思いがします」と語っています。
 ミッフィーの人気の秘密はそのシンプルさにあります。たった2つの点とバッテンだけで顔が構成されている、そんなシンプルなミッフィーですが、不思議なことに、こちらの心の有り様で、あるときはちょっとだけうれしそうに見えたり、あるときは怒って見えたり、悲しんで見えたりするから驚きです。特にミッフィーの口(くち)はシンプルに「×」で描かれているため、「×の形で口(くち)を閉じている=しゃべらない・静かにしなさい」という意味で解釈されることがあります。これは単純に、もともとデザイナーだったブルーナさんがウサギの顔を見た時に、鼻から口(くち)の部分が「×」に見えたことから、それがそのまま「ミッフィー」の姿となっています。一見すると口(くち)を表しているように見える「×」は、実は口(くち)と鼻の両方を表しているんですね。そこで「お口(くち)ミッフィー」という言い方が一時期はやりました。これは「黙ること・しゃべらないこと・相手に静かにしてほしいこと」を意味しています。学校でも一時期、静かにしてほしい時に、「お口(くち)ミッフィー」という言葉を使っていました。今はどうでしょうかね。
 ところが先日、全く「お口(くち)ミッフィー」にならない場面がありました。お便りでもお知らせしましたが、テレビ東京「学校では教えてくれないそこんトコロ“開かずの金庫を開けろ!”」の取材があり、「空前絶後の・超絶怒涛のピン芸人」の自己紹介でおなじみのタレントのサンシャイン池崎さんがレポーターとして来校された時のことです。授業の様子を取材してもらうために、各学級を回ってもらったのですが、そのときに、持ちネタを全ての学級で全力で披露してくださいました。この時ばかりは「お口(くち)ミッフィー」どころではありませんでした。テレビ局スタッフの方によると、番組史上かつてない盛り上がりだったとのことです。普段、テレビCMやテレビ番組で頻繁に出演され、活躍されているタレントの方が突然教室に現れ、芸を披露してくださるとは夢にも思っていなかったようで、子どもたちの笑顔が教室中にあふれていました。まさに、うさぎ年にふさわしい、学校や美唄市全体が元気にはねるような出来事でした。サンシャイン池崎さん、テレビ東京のスタッフのみなさん、楽しい思い出をありがとうございました。この様子は、テレビ北海道にて、2月24日(金)に放送される予定です。是非、ご家族でご覧ください。また、今年も本校への絶大なるご支援・ご協力を、よろしくお願いいたします。