半年ほど前のことです。お仕事の関係で来校された男性が、この木彫アートを感慨深げに眺めていました。もしやと思い尋ねると「確かこれをつくった気が…」「あっ、ありました、これを彫ったのは私です！」とのこと。文字の横に、お名前が書かれていました。その方は本校の卒業生で、久々にご自身の作品の「ま」という一文字と再会したのです。校歌はたくさんの人と人をつなぎます。時にはこんな風に、過去の自分と今の自分をつなぐこともあるのですね。