全校朝会で校長先生がお話した内容を掲載します【5/17】
- 公開日
- 2024/05/17
- 更新日
- 2024/05/17
お知らせ
5/14(火)の全校朝会で、校長先生が子どもたちに「いじめ」についてお話しました。写真にあるハートのうちわを「心」に見立てて、子どもたちに伝えました。
内容を掲載いたします。
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今日は「いじめ」 についてお話しします。
普段は見えないけど、見えるようにしました。これが「心」です。
そしてこれが「いじめの矢」です。
校長先生はこれから、いろいろな「いじめの矢」を心に刺します。
1 「死ね」「馬鹿」「きもい」冷やかしや、からかい、悪口を言われる
2 仲間はずれや無視をされる
3 軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたりする
4 ひどくぶつかられたり、叩かれたり、蹴られたりする
5 持ち物を隠されたり、いたずらされたりする
6 はずかしいことや危険なことを、されたり、させられたりする
7 メールやLINEなどで 悪口を書かれる
いじめられた人の心は、こんなふうにたくさんの矢が刺さっています。
このように、心が傷つけられてしまうと、「学校に来られなくなる人」「家から出られなくなる人」「絶望してしまう人」もいます。
こんなふうに「いじめ」が「心」に突き刺さっている友だちが、周りにいませんか? もしいたら、どうしたら良いと思いますか?
「心」が壊れてしまう前に、「いじめ」を抜かなければなりません。でも「いじめ」は、いじめられている本人には、なかなか抜くことが難しいのです。では、どうやったら「心」に刺さった「いじめを抜く」ことができるのでしょうか? それは、まわりの人の協力です。仲間です。
1「あなたは一人じゃないよ。」「大丈夫だよ、私がついているよ。」「あなたの味方だよ。」と声をかける。
2 いじめをした人が、反省をして「ごめんなさい、もう二度としない。」と謝る。
3 周りの人が、いじめをしている人へ「やめろよ。それはいじめだぞ。人として、最低のことだぞ。」と止める。
4 周りの人が「〇〇さんが〇〇さんをいじめています」と、先生や家の人へ伝える。
5 いじめで悩んでいる人は、一人で悩まずに、家の人や先生へ伝える。そうして、「いじめ」をやめさせるのです。
6 自分の周り に「いじめ」で傷ついているお友達がいたら、声をかけ、励まして、「いじめ」を抜いてあげてください。
7 もし「いじめている人」がいたら、相手に謝ってください。もし「いじめられている人」がいたら、お家の人や先生へ伝えてください。
もう一度、この「心」を見てください。「いじめ」を取り除いたあとは、どうなっていますか? 傷跡が残っています。
「いじめ」を全部抜いても「いじめ」の跡は残るのです。なかなか消えないのです。一生、忘れることはできないかもしれません。だから「いじめ」は、どんなことがあっても絶対にしてはだめなんです。許されないのです。
悩んでいることがあったら先生や友達、おうちの人、もちろん校長先生にも相談してください。校長先生はみんなの味方です。
自分はいじめているつもりでなくても、 いじめになってしまうことがあります。だから、相手の気持ちを真剣に考えて行動することが大切なのです。
6/1は運動会です。運動会に向けての仲間と一緒に目標が達成できるように頑張ってください。